今回は少し心の中の事も含んでいる事をお話しします。
出はまずなんとなく解っている「自己肯定感」という言葉を間違いなくお伝えするには・・・と Wikipediaを見てみました。
”自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。‟
と記載されています。
では深く見て行きましょう。
元々持っているのではないか・・・
人は産まれた時の感情は快か不快と言うのを保育の勉強の時に教わりました。
感情・情緒は育って行くものです。
ではその感情は・情緒はどのように育って行くのでしょうか?
言葉を知らない赤ちゃんの感情・情緒の発達を促すのは触れられる事で安心や快を得て行きます。
日々のお世話でも触れているから・・・
お母さんの子どもへの愛情は「海よりも深く、山よりも高い」と昔から言われているように、夜中に起きてお世話をしたり、何が原因で泣いているのかわらなくなったりと日々触り触れていると思われています。
教室にお越しくださったお母さんに「身の回りのお世話以外で赤ちゃんに触れていますか?どれだけの時間触れています?」とお聞きすると「1時間以内」と言う答えが返ってきます。(もっと触れておられるお母さんも沢山おられます。)
特に離乳食が始まると時間に追われると言う感じがして、ずっとキッチンに立っているみたいな感じになります。
では触れる時間を作ってみませんか?触れる時間はベビーマッサージを行ってみてください。
なぜベビーマッサージが良いのか?
お母さんからの心地よいスキンシップを受けると幸福ホルモンと言われる、快感物質エンドルフィンが放出されて満足と幸福感に赤ちゃんは満たされます。
スキンシップや授乳などの要求が叶えられていると、機嫌が良くてあまり泣かないでいたりするし、また情緒がしっかりと安定し自信に満ちた子どもに育つとも言われています。
心身への触れ合いがあったのとないのとでは、成長後の行動や心理面に多大な影響を与える事があると言う事が調査でわかってきています。
手のぬくもりを・・・
ベビーマッサージを推奨している医師によると・・・
「マッサージとは本来、思いやりのある温かな心で、愛と尊敬と信頼をもって人と関わる事であり、マッサージを受け続けた子どもは大人になってもそうした態度を忘れる事はない」と唱えられています。
ベビーマッサージを受けると言う事はお母さんの「手のぬくもりをダイレクトに受ける」と言う事と、そしてそれに慣れて行き心地よさを感じて行く。
大好きなお母さんはもとよりお父さんやおじいちゃま・おばあちゃまにも行ってもらう事で、体と同時に心の警戒心も解いてくれます。
このことから他人からの好意を素直に受け取ることが出来る様になり、沢山の愛情や信頼を手にする事が出来ます。
親と子の強い絆を作る
初めての子育てや二人目であっても個人差があり、親にとっては一筋縄ではいかない事もあります。けれどもベビーマッサージを行っていくと言葉が無くても解って行けるのです。赤ちゃんの事が解ってくると両親も落ち着いてきて、子育てが楽しいと思えるようになり余裕が出てきます。そしてより一層我が子への愛情が深く強くなります。
その気持ちでいるお母さんの手のぬくもりをダイレクトに感じた赤ちゃんは心豊かに育ちます。
青年期や成人しても「自分がどれだけ大切されているか」と言う事を心の奥底に刻み込まれているから自分の価値や存在意義が肯定でき、困難にぶつかったとしても、強く生きて乗り越えて行ってくれると思います。
まとめ
自己肯定感を高めて行くには、自分の価値や存在意義と言った事を、積極的に肯定できる事ですが、それには情緒の発達が必要で、言葉の意味がまだ通じない赤ちゃんには、スキンシップで伝えて行く。
スキンシップの中でも手のぬくもりがダイレクトに伝わる、ベビーマッサージを行う事により、より心豊かに育って行き、成人になっても心の奥深いところに、愛されていると言う事を覚えている事により、どんな困難にも立ち向かい、自ら命を絶つと言う事を考えたとしても、深い愛情の両親を悲しませたくないと言う思いが湧き出てくると思います。
それほどベビーマッサージは親子の絆をより強く結びます。
親の深い愛情を感じ取る事が出来ると一層自己肯定感が高まります。